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小市民の関心事・サッカー編

吉村 隆寛

 九月二十二日に、欧州サッカー有力クラブによる新組織「G14」が発足された。
 「G14」は、レアル・マドリード、バルセロナ(共にスペイン)、ACミラン(イタリア)、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)等の強豪クラブが、各国リーグの枠を超えて独自にリーグ戦を行うという、「ドリームリーグ」とも言えるものだ。欧州サッカー連盟が反対しているものの、実現すればセリエAを超える、世界最強のリーグとなるだろう。
リバウド  世界最強と聞くと、国ではブラジル(個人的にはオランダ)、クラブではユベントスやレアル・マドリードあたりになるだろうか。では、本当の意味での最強・「ドリームチーム」はどのようなメンバーになるのか、私の独断と偏見に基づいて結成してみよう。
 まずFWだが、バティストゥータ(アルゼンチン)は確定。もう一人は順当に行けばロナウド(ブラジル)だが、彼は現在故障中である。ビエリ(イタリア)やクライファート(オランダ)も捨て難いが、ここはシェフチェンコ(ウクライナ)を推したい。
 MFはジダン(フランス)、リバウド(ブラジル)、ベッカム(イングランド)、 ダービッツ(オランダ)の四人で決まりだろう。
ダービッツ  DFでは、LBのロベルト・カルロス(ブラジル)、RBはテュラム(フランス)。 CBにはカンナヴァーロ(イタリア)、デサイー(フランス)という所か。
 GKは、チラベルト(パラグアイ)があまりに強烈なインパクトを持っている。
 こうして並べてみると、確かにとんでもなく強そうだ。これなら、突然何の脈絡もなくサッカー好きの宇宙人が攻めてきて、地球居住権をかけた勝負を挑まれても何とかなりそうだ。ただ惜しむらくは、そんな状況でもなければこのチームで戦うことはないであろうことだ。そんな訳で、一日でも早く宇宙人に現れてもらいたい、今日この頃である。

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