ジャーナリズムの作品を読み描き方を学ぶ

日本文学専攻創作・評論コースの選択必修科目として実践的な知識と表現力をつけることを目指す。
ジャーナリズムが社会において果すべき役割とはどのようなものかを学ぶ。さらに自分自身がジャーナリズムの成果であるノンフィクションの作品を書けるように、作品を例にしながら書くための方法を学ぶ。
また、参考資料の引用・参照などのルールについても指導する。

第1回　４月１１日　オンデマンド
　ガイダンス・マスコミや報道とジャーナリズムの差違
　
第2回　４月１８日　オンデマンド
　ジャーナリズムを支える考え・ジャーナリズムの現代的意義
　
第3回　４月２５日
　マスメディアの情報の危険性・メディア・リテラシーについて
　
第4回　５月２日
　メディア・リテラシーについて（続き）・マスメディアの問題の契機
　資料：佐藤卓己『八月十五日の神話』・保阪正康『大本営発表という権力』
第5回　５月９日
　近代初期のジャーナリズム
　資料：松原岩五郎『最暗黒の東京』・横山源之助『日本の下層社会』・『滑稽新聞』
第6回　５月１６日
　近代初期のジャーナリズム（続き）・ジャーナリズムとしての評論
　資料：『滑稽新聞』・小林秀雄「モオツァルト」
第7回　５月２３日
　小テスト
　ノンフィクション作品の題材の型
　資料：鎌田慧『自動車絶望工場』・海老原嗣生『雇用の常識』
第8回　５月３０日
　ノンフィクション作品と〈物語〉
　資料：小林秀雄「モオツァルト」
第9回　６月６日
　最終課題のノンフィクション作品についてのプレゼンテーション
　
第10回　６月１３日
　アンケートと取材について・参考文献の使い方・自分で情報を精査するために
　資料：堤未果『もう政府は嘘をつけない』
第11回　６月２０日
　ノンフィクションと〈物語〉（続き）
　資料：魚住昭『渡邉恒雄』・最相葉月『星新一』
第12回　６月２７日
　〈物語〉の組み合わせ・三人称のノンフィクション
　資料：沢木耕太郎『テロルの決算』・カポーティ『冷血』
第13回　７月４日
　ノンフィクションの映像作品と物語
　資料：森達也『それでもドキュメンタリーは嘘をつく』・「放送禁止歌」
第14回　７月１１日
　最終課題のノンフィクション作品についての調査報告
　資料：レポート２をまとめた資料

（７月１８日　祝日で休講）

第15回　７月２５日
　〈物語〉のないノンフィクション
　資料：ニコラウス・ゲイハルター「Our Dairy Bread」

終了しました。

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