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創作・批評特論1A

社会の変化と小説との関係や小説の方法について論じた参考文献で取り上げられた小説をテキストにして、小説の読解や批評の方法について学ぶ。
 教科書の講読と、教科書で取り上げられている小説の講読を組み合わせて、受講者には表現や構成の方法または小説と関連する社会状況に関連する課題を与える。授業の前半は課題についての発表を行い、後半は発表についてのディスカッションを行う。

教科書
Kindle版 『小説―いかに読み、いかに書くか』後藤明生、アーリーバード・ブックス、2014
『蒲団/重右衛門の最後(新潮文庫)』田山花袋、新潮社、1952
『清兵衛と瓢箪/網走まで(新潮文庫)』志賀直哉、新潮社、1968年
『小僧の神様/城の崎にて(新潮文庫)』志賀直哉、新潮社、2005年
『思い川/枯木のある風景/蔵の中(講談社文芸文庫)』宇野浩二、講談社、1996年

第1回 4月9日
 講義の目的・方法について(ガイダンス)

第2回 4月16日
 『小説―いかに読み、いかに書くか』および田山花袋「蒲団」について
 発表の分担決定
 
第3回 4月23日
 発表1 『小説―いかに読み、いかに書くか』「「事実」かフィクションか 田山花袋『蒲団』」
 

(4月30日 振替休日)

第4回 5月7日
 発表2 田山花袋「蒲団」を読み直す
 
第5回 5月14日
 発表3 中村光夫「風俗小説論」を読み直す
 
第6回 5月21日
 発表4 ハウプトマン「寂しき人々」と「蒲団」を比較する
 
第7回 5月28日
 中島京子「FUTON」を読む
 
第8回 6月4日
 発表5 『小説―いかに読み、いかに書くか』「裸眼による「直写」 志賀直哉『網走まで』『城の崎にて』
 
第9回 6月11日
 発表6 志賀直哉「網走まで」「城の崎にて」を読み直す
 

(6月18日 地震の影響で休講)

第10回 6月25日
 発表7 小林秀雄「志賀直哉」「志賀直哉論」を読む
 
第11回 7月2日
 発表8 志賀直哉「和解」を読む
 
第12回 7月9日
 柄谷行人「私小説の両義性」を読む
 

(7月16日 海の日)

第13回 7月17日(火)
 発表9 『小説―いかに読み、いかに書くか』「文体―接続詞とは何か 宇野浩二『蔵の中』」
 
第14回 7月23日
 発表10 宇野浩二「蔵の中」


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