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創作・批評特論1A

長編小説がどのように表現され構成されているか、という創作の方法を検討することを通して、長い文章を書き継いでいく力や文章を構成する力を身につけることを目指す(書くこと)。同時に、小説を、新聞記事やノンフィクション作品と並んで社会現象を表現するジャンルとしてとらえて、長篇小説を題材にして小説と社会の関係を考察し、社会問題を取り上げた文章を読む力を身につけることを目指す(読むこと)。
 長編小説をいくつかのパートに分け、受講者には毎回該当箇所について表現や構成の方法または題材となった社会状況に関連する課題を与える。授業の前半は課題についての報告を行い、後半は該当箇所の方法・内容についての講義とし、加えて学生との質疑応答を行う(話すこと・聞くこと)。

第1回 4月8日
 ガイダンス・演習の進め方について

第2回 4月15日
 取り上げる長編小説について

第3回 4月22日
 発表1 大岡昇平「事件」のナラティブについて

第4回 4月29日(祝)
 発表2 大岡昇平「事件」と高度経済成長


(5月6日 振替休日のため休み)

第5回 5月13日
 発表3 大岡昇平「事件」と戦後の裁判

第6回 5月20日
 発表4 大岡昇平「事件」の構成・まとめ

第7回 5月27日
 発表5 安部公房「箱男」のナラティブについて

第8回 6月3日
 発表6 安部公房「箱男」とダンボール・浮浪者

第9回 6月10日
 発表7 安部公房「箱男」と経済成長の影

第10回 6月17日
 発表8 安部公房「箱男」の構成・まとめ

第11回 6月24日
 発表9 大江健三郎「洪水はわが魂に及び」のナラティブについて

第12回 7月1日
 発表10 大江健三郎「洪水はわが魂に及び」と冷戦の時代

第13回 7月8日
 発表11 大江健三郎「洪水はわが魂に及び」と楯の会

第14回 7月15日
 発表12 大江健三郎「洪水はわが魂に及び」と浅間山荘事件

第15回 7月22日
 発表13 大江健三郎「洪水はわが魂に及び」の構成・まとめ
 

終了しました。

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