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文学とサブカルチャー

〈文学〉と〈サブカルチャー〉の境界線

日本文学専攻言語・文学コースの選択必修科目として、文学と文化についての基礎的な知識を身につけることを目指す。
現在〈サブカルチャー〉という言葉は非常に様々な領域を含むものとして使われており、実際には同じ言葉を使っていても人によって考えている対象が全く違ったりもしている。
この授業では、そもそも〈サブカルチャー〉というのが何に対して「サブ」なのか、それが文化全体の中でどのような意味を持つのか、さらにそれが狭義の〈文学〉とどのように関係しているのかを概説していく。もちろん、具体的な〈サブカルチャー〉表現を紹介しながら進めていくことになる。


(9月16日 台風のため休講)

第1回 9月23日
 授業の進め方についてのガイダンス・アンケート
 サブカルチャーとは何か

第2回 9月30日
 アンケート結果について
 サブカルチャーについて
 芥川龍之介のもう一つの顔
 プリント:芥川龍之介「近頃の幽霊」他
第3回 10月7日
 芥川龍之介の怪奇小説
 プリント:芥川龍之介「妖婆」他

(10月14日 祝日のため休み)

第4回 10月21日
 芥川龍之介と怪奇小説、別の可能性
 プリント:A・ブラックウッド「移植」他
第5回 10月28日
 小テスト第1回
 少女向けの文化
 プリント:吉屋信子「花物語」他

(11月4日 大学祭のため休み)

第6回 11月11日
 少女小説について
 プリント:吉屋信子「花物語」他
第7回 11月18日
 太宰治の少女小説
 プリント:太宰治「葉桜と魔笛」
第8回 11月25日
 小テスト第2回
 文学のカノンについて
 
第9回 12月2日
 サブカルチャー、差別の起源1
 プリント:「浮城物語」関連資料
第10回 12月9日
 サブカルチャー、差別の起源2
 プリント:「浮城物語」関連資料
第11回 12月16日
 小テスト第3回
 「見世物」と芸術
 プリント:木下直之『美術という見世物』他
第12回 12月23日
 文化の中の境界線

第13回 1月20日
 近代読者と文学の境界線

第14回 1月27日
 小テスト第4回
 複製技術と文学・文化


終了しました。

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