大学院

創作・批評研究2

現在、いわゆる〈文学〉に分類されない小説ジャンルが隆盛になっている。それらは通俗的な表現や物語について批判を受けながらも、確実に多くの読者を獲得している。ただ、通俗性を批判されつつ多くの読者を獲得する小説は突然現れたわけではなく、連綿と〈文学史〉の外に存在し続けていた。この講義では20世紀初頭に書かれた〈通俗小説〉やその周辺の小説を講読し〈文学〉/〈通俗〉の枠組みについて考察する。

第1回 9月20日
 通俗性について・尾崎紅葉「金色夜叉」概説

第2回 9月27日
 発表1 尾崎紅葉「金色夜叉」前編・中編

第3回 10月4日
 発表2 尾崎紅葉「金色夜叉」後編

第4回 10月18日
 発表3 尾崎紅葉「金色夜叉」続・続々・新続

第5回 10月25日
 発表4 徳富蘆花「不如帰」


(11月1日 大学祭のため休み)

第6回 11月8日
 発表5 泉鏡花「婦系図」前篇

第7回 11月15日
 発表6 泉鏡花「婦系図」後篇

第8回 11月22日
 発表7 夏目漱石「虞美人草」一〜十一
 
第9回 11月29日
 発表8 夏目漱石「虞美人草」十二〜十九

第10回 12月6日
 発表9 有島武郎「或る女」

第11回 12月13日
 発表10 有島武郎「或る女」

第12回 12月20日
 討論 夏目漱石「三四郎」

第13回 1月17日
 発表11 菊池寛「真珠夫人」

第14回 1月24日
 発表12 菊池寛「真珠夫人」


授業は終了しました

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