大学院

創作・批評研究2

〈自然主義〉は現在も文学史の主軸をなす概念であるが、同時にそれと対比されて〈反自然主義〉と呼ばれる立場・作品の存在がもう一つの軸となっている。しかし、〈自然主義〉と同様に〈反自然主義〉も具体的なテクストと共に論じられてきたとはいいがたいところがある。そこで、自然主義が地歩を固めた1910年代に他にどのような小説・評論が書かれていたかを検討することで、従来の文学史を相対化することを目指す。

第1回 9月16日
 夏目漱石「明暗」1


(9月23日 祝日のため休み)

第2回 9月30日
 夏目漱石「明暗」2

第3回 10月6日
 夏目漱石「明暗」3

第4回 10月13日
 夏目漱石「明暗」4

第5回 10月20日
 有島武郎「或る女」1

第6回 10月27日
 有島武郎「或る女」2


(11月4日 大学祭のため休み)

第7回 11月11日
 芥川龍之介「妖婆」「魔術」他

第8回 11月18日
 芥川龍之介「地獄変」「邪宗門」

第9回 11月25日
 小説の〈筋〉論争
 プリント:『現代文学論争史』より
第10回 12月2日
 芥川龍之介『或阿呆の一生・河童』

第11回 12月9日
 渡部直己「日本小説技術史第七回」『新潮』12月号

第12回 12月16日
 菊池寛『藤十郎の恋・恩讐の彼方』

第13回 1月13日
 菊池寛「真珠夫人」

第14回 1月20日
 まとめ

授業は終了しました

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