大学院

創作・批評研究1

現在、文学やその他の表現ジャンルをめぐる論議の中で〈自然主義〉という言葉がキーワードの一つとされることが多いが、その際の〈自然主義〉は具体的なテクストを参照せず(参照したとしてもごく限られたものだけで)イメージにとどまりがちである。そこで〈自然主義〉の作家たちが地歩を固めた1910年代の小説・評論を講読することで、〈自然主義〉と呼ばれるもののの実態を確認していくことを目指す。

第1回 4月8日
 授業の進め方についてのガイダンス

第2回 4月15日
 志賀直哉「剃刀」「濁った頭」「笵の犯罪」「児を盗む話」

第3回 4月22日
 森鴎外「山椒大夫」・芥川龍之介「藪の中」
 

(4月29日 祝日のため休み)

第4回 5月6日
 島崎藤村「家」

第5回 5月13日
 田山花袋「田舎教師」

第6回 5月20日
 渡部直己「日本小説技術史第六回」『新潮』6月号

第7回 5月27日
 徳田秋声「新世帯」「足袋の底」他

第8回 6月3日
 徳田秋声「黴」

第9回 6月10日
 志賀直哉「和解」

第10回 6月17日
 志賀直哉「城の崎にて」「雪の日」「焚火」「濠端の住まい」

第11回 6月24日
 武者小路実篤「お目出たき人」

第12回 7月1日
 武者小路実篤「友情」

第13回 7月8日
 夏目漱石「道草」

第14回 7月15日
 まとめ


授業は終了しました

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