大学院

創作・批評研究1

現在、文学やその他の表現ジャンルをめぐる論議の中で〈自然主義〉という言葉がキーワードの一つとされることが多いが、その際の〈自然主義〉は具体的なテクストを参照せず(参照したとしてもごく限られたものだけで)イメージにとどまりがちである。そこで、〈自然主義〉をめぐる議論が盛んに行なわれた20世紀初頭の小説・評論を講読することで、〈自然主義〉と呼ばれるもののの実態を確認していくことを目指す。

第1回 4月9日
 授業の進め方についてのガイダンス
第2回 4月16日
 島崎藤村「破戒」
第3回 4月23日
 田山花袋「少女病」
第4回 4月30日
 田山花袋「蒲団」
第5回 5月7日
 島崎藤村「春」
第6回 5月14日
 渡部直己「日本小説技術史」第四回(『新潮』2009年6月号)

(5月21日 新型インフルエンザ予防のため休講)

第7回 5月28日
 二葉亭四迷「平凡」
第8回 6月4日
 「破戒」と「春」の文体比較
第9回 6月11日
 岩野泡鳴「耽溺」
第10回 6月18日
 「少女病」と「蒲団」と「春」の文体比較
第11回 6月25日
 ここまでのまとめ
第12回 7月2日
 徳田秋声「新所帯」
第13回 7月9日
 正宗白鳥「塵埃」

(7月16日 月曜日の授業)

第14回 7月23日
 正宗白鳥「何処へ」
第15回 7月23日4限
 石川啄木「時代閉塞の現状」

授業は終了しました

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