前期木曜2限
表象文化論IIA(2002年度入学者)
表象文学論II(2000・2001年度入学者)

研究テーマ 現代の表象諸ジャンルの批評方法
文学の一ジャンルである批評が、どのように現代の新しいジャンル(映画・マンガ・ビデオゲームなど)が生み出している表象と切り結んでいけるのかを検討する。
言葉によって表現をする批評が言葉によらない表現をどのように扱ってきたのか、またこれからどのように扱うことができるのか、さらにどのような点を扱いきれないのかを論じていく。

テキスト・参考文献

第1回 4月15日
 講義の目的と進め方についての説明
第2回 4月22日
 「文学」における批評の方法
(4月29日 祝日のため休み)

第3回 5月6日
 批評対象の取捨選択の問題
 プリント:四方田犬彦『アジア映画の大衆的想像力』・唐沢俊一『B級学』
第4回 5月13日
 映画についての批評1
 プリント:町山智浩『〈映画の見方〉がわかる本』
第5回 5月20日
 映画についての批評2
 プリント:蓮實重彦『映画はいかにして死ぬか』『映像の詩学』
第6回 5月27日
 映画についての批評3
 プリント:蓮實重彦『映画はいかにして死ぬか』『映像の詩学』
第7回 6月3日
 映画の方法論の批評性1
 プリント:エイゼンシュテイン『映画の弁証法』など
第8回 6月10日
 映画の方法論の批評性2
 プリント:富野由悠季『映像の原則』・ヒッチコック・トリュフォー『映画術』
第9回 6月17日
 批評が取り上げている映像を実際に見る
第10回 6月24日
 マンガについての批評1
 プリント:呉智英『現代マンガの全体像』
第11回 7月1日
 マンガについての批評2
 プリント:『ユリイカ』2003年8月号・大塚英志『教養としてのまんが・アニメ』など
第12回 7月8日
 マンガについての批評3
 プリント:夏目房之介『手塚治虫はどこにいる』『マンガはなぜ面白いのか』他
第13回 7月15日
 言語以外の表現を批評することの困難さ
 プリント:小林秀雄「モオツァルト」
第14回 7月22日
 まとめ

終了しました

   

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