後期月曜3限
メディア論B(2002年度・2003年度入学者)
近代小説論IIA(2000年・2001年度入学者)

研究テーマ 小説というメディア
 小説は様々な情報を伝えるメディアとしての一面を持っている。また、小説を構成する諸要素(タイトル・本文・作者名・あとがき・登場人物など)も、錯綜する情報を伝えているという意味でそれ自体としてメディアと呼ぶことができる。「メディア」という概念を軸に、小説(それと近似した関係にある散文諸ジャンル)を読み解いていくことを目指す。

成績評価
学期末のレポートによって評価します。なお、それ以外に授業の中で課題を課すこともあります。

テキスト・参考文献

第1回 9月22日
 メディアとしての小説(ガイダンス)
第2回 9月29日
 小説から読者が受けとめる情報・読者の持つ先入観
第3回 10月6日
 小説の「ルール」
 テクスト:「不在の日」のプリント
(10月13日 祝日で休み)
第4回 10月20日
 小説の「ルール」2・「作者」について
 テクスト:「道化の華」「作者」に関するプリント
第5回 10月27日
 「作者」について
 テクスト:「作者」に関するプリント(石原千秋・バルト)
(11月3日 祝日で休み)
第6回 11月10日
 「読者」について
 テクスト:「道化の華」・「作者」に関するプリント
第7回 11月17日
 「読者」と「作者」の関係について・本というメディア
 テクスト:「読者」に関するプリント
(11月24日 振替休日で休み)
第8回 12月1日
 書物・本というメディアと小説1
第9回 12月8日
 書物・本というメディアと小説2
 テクスト:『書物の近代』のプリント
第10回 12月15日
 小説というメディアのルール(思いこみ)
 テクスト:今まで授業で使ったプリント
(1月12日 祝日で休み)
第11回 1月19日
 再びメタフィクションについて
 参考テクスト:「不在の日」「道化の華」のプリント

   

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