99−1−81−253
神原 博史
卒業論文テーマ
内容検討中
(ゼミのレポート)
三回になって初めてのゼミだったので、最初はかなり緊張しました。思っていたよりも発表形式の授業でもあんまり熱い討論にならないんだなぁというのが正直な感想です。十二、三人なのでもっと親密になれると思っていたのですが、そうでもなさそうでした。先生にしてみれば、「おまえ、そんなん言うほど授業出てへんやんけ」と思うかも知れませんですけど、だからといってみんなが仲良くなっている様にも見えないです。
正直、春はサークルや仕事をしていたので欠席が多くて、授業受ける気がないと思われたかも知れませんが、実は本当に忙しかっただけでかなりやる気はあります。最近の授業で福田さんがいい感じに良い雰囲気を作ってくれているので、発表がそこそこ楽しくなりました。
誰かが発表するときも、最初全然自分が発表しないところは本を読んでなかったので、質問がないと安心する反面、やっぱり寂しいのでこれからはちゃんと事前に読んで頑張って意見を言っていこうと思いました。ただ、本が難しいので、僕にはイマイチ理解が出来ない内容だったとおもいます。
「探究I」は一生懸命なんとなく書いてあることが理解できたつもりなんですが、最初は当たり前のことを難しく書いているだけだと思っていたんですけど、よくよく考えるとこれを書いた柄谷行人はすごいと思いました。とても上手に例を使って言語の思考の過程や言語行為について一見して我々が考える順序を逆転させていました。
普通にかんがえたら、「言う」の方が「教える」よりも大きなもので「言う」が「教える」を包括していると思っていたのですが、「探究I」を読んでいると普通に「言う」過程よりも「教える過程が先行しているのだということを納得してしまいました。
これは発想自体もすごいと思うのですが、この発想はヴィトゲンシュタインの発想を発展させたものであるようですし、やはり普通に色々な分野から例を取り出して説明して行く説得力がすばらしいのだと思います。
ただマルクスを例にとった説明にかんしては、毎回意味がわかりませんでした。それがなければ事柄を説明できない訳ではないはずなのに、余計意味が分からなくなってしまいました。この部分が柄谷行人がただの批評家ではない所以なのでしょうが僕には難しかったです。
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